後柏原天皇時代の内裏和歌活動について

書誌事項

タイトル別名
  • The Way of Making Poems in the Times of Emperor Go-Kashiwabara: A Historical Study of the Court as a Literary Center in the Transitional Period
  • 後柏原天皇時代の内裏和歌活動について : 時代背景と形式
  • アト カシワラ テンノウ ジダイ ノ ダイリ ワカ カツドウ ニ ツイテ : ジダイ ハイケイ ト ケイシキ
  • ――時代背景と形式――

この論文をさがす

抄録

<p>後柏原天皇時代の文亀二年(一五〇二)より、参会・披講を伴う晴儀の御会始が行われている。ただし、後年の御会始には、不参の者も少なくなかった。それは貴族達の困窮が一因であったとみられる。そうしたなか、内裏では参会・披講は行わずに、懐紙・短冊のみを詠進する形式の月次和歌も行われた。これは、比較的流動的な方法で懐紙・短冊に和歌を書いて提出するものであり、動乱期の状況下でも少ない負担で和歌活動を継続することが可能な形式であったと見なすことができる。</p>

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 62 (9), 25-37, 2013-09-10

    日本文学協会

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ