後縦隔ミュラー管囊胞の一例

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  • A case of Mullerian cyst arising in the posterior mediastinum

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抄録

<p>症例は53歳女性.子宮筋腫に対して広汎子宮摘出術の既往あり.無治療経過観察としていたが,検診胸部X線で異常を認めCTにて後縦隔腫瘍を指摘された.子宮筋腫に対する術前CTでも後方視的に確認でき,その当時と比較し増大傾向を示すことから手術目的に当科紹介となった.CT,MRIから神経原性腫瘍や気管支原性囊胞を疑い胸腔鏡下腫瘍摘出術を施行.しかし術後病理では免疫染色の結果,ER,PgR陽性を示しており後縦隔ミュラー管囊胞と診断された.現在術後6ヵ月再発,合併症なく生存中である.</p>

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参考文献 (13)*注記

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