既存ケーソンの有効活用に向けた技術的課題の整理

  • 加藤 絵万
    海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所
  • 川端 雄一郎
    海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所
  • 宇野 健司
    海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所
  • 宮田 正史
    国土交通省 国土技術政策総合研究所
  • 福手 勤
    東洋大学 理工学部 都市環境デザイン学科

書誌事項

タイトル別名
  • FUNDAMENTAL STUDY FOR EFFECTIVE UTILIZATION OF EXISTING CONCRETE CAISSON
  • キソン ケーソン ノ ユウコウ カツヨウ ニ ムケタ ギジュツテキ カダイ ノ セイリ

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説明

本検討では,過去の設計法で設計された防波堤ケーソン部材を現行の設計法で照査した結果の一例を示し,改良設計時のケーソン部材の照査結果の傾向について調査した.また,現行の設計法で設計された防波堤ケーソン部材について,断面決定における支配的要因を調査した.これらの調査結果を踏まえて,既存ケーソンの延命や転用による有効活用に向けて解決すべき課題を整理した.その結果,一部の部材の情報からケーソン全体の健全性を評価せざるを得ないことから,長期利用に対するリスクを十分に認識する必要があることや,健全性に問題はないと判断されたケーソンについても,設計供用期間中の性能を満足できない可能性があること,また,ケーソン部材の使用性に関する照査項目と照査指標の妥当性の検討などが課題として挙げられた.

収録刊行物

参考文献 (1)*注記

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