青年期のケータイ・メールと相手意識

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タイトル別名
  • The Relationship between Text Messaging by Cell Phone and Interpersonal Consciousness of Adolescence
  • セイネンキ ノ ケータイ ・ メール ト アイテ イシキ

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説明

本研究は,青年期の若者のケータイによるメールの使用実態,彼らがメールを行っている時の相手との 関係性や意識について研究したものである。高校生と大学生(819名;平均年齢17.8歳;男子366名, 女子453 名)に対して,メールの使用頻度,ケータイに依存する程度,相手意識を測るための4つの尺度;他者意識 (辻, 1989),情動的共感性(加藤・高木, 1980),間人度(柿本, 1995),集団主義(Yamaguchi, Kuhlman, & Sugimori, 1995)をみるためのアンケートを作成し実施した。結果,生徒らは比較的小集団の中でメールの やり取りをしていること,男子生徒よりも女子生徒がケータイに依存していることが示された。さらに, 依存といくつかの尺度得点との間には関連があった。これらの結果より,青年期のケータイへの依存は, 肯定的な対人関係を求めようとする態度や他者との強い感情的結びつきと関連していることが示された。

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