ヒナバッタ属2種とヒロバネヒナバッタ属1種の比較核型分析

書誌事項

タイトル別名
  • Comparative karyotype analysis of two species of Chorthippus and one species of Megalaucobothrus (Orthoptera, Acrididae, Gomphocerinae)
  • ヒナバッタゾク 2シュ ト ヒロバネヒナバッタゾク 1シュ ノ ヒカクカクガタ ブンセキ

この論文をさがす

抄録

日本に生息するヒナバッタ亜科のうち,ヒナバッタ属2種(ヒナバッタ,チシマヒナバッタ)とヒロバネヒナバッタ属1種(ヒロバネヒナバッタ)の核型について,通常染色とC-バンド染色を用いて分析した.3種とも2n=16+XO♂/XX♀であり,3対の大型両腕性染色体を含んでいた.C-バンド染色によって,3種ともすべての染色体を識別することができた.3種はそれぞれ種特異的なバンドパターンを示した.ヒロバネヒナバッタのみで観察された第4から第7およびX染色体の小さな短腕はユークロマチンで構成されていることが判明した.3種の比較核型研究からヒロバネヒナバッタは日本産ヒナバッタ属の種とは異なる染色体進化を経てきたことが示唆された.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (8)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ