6-ナイロン繊維へのDMAPAA-Qの放射線グラフト重合

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  • Radiation-induced Graft Polymerization of DMAPAA-Q onto 6-nylon Fiber
  • 6-ナイロン センイ エ ノ DMAPAA-Q ノ ホウシャセン グラフト ジュウゴウ

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抄録

放射線グラフト重合法を適用して,市販のナイロン繊維を出発材料にして,強塩基性アニオン交換基をもつビニルモノマー,ジメチルアミノプロピルアクリルアミド塩化メチル4級塩(DMAPAA-Q)をグラフト重合することによって,一段階で新規アニオン交換繊維を作製した.溶媒に第一級アルコール(1-ブタノール)を用いて,グラフト率を78 %,これをアニオン交換基密度に換算すると2.1 mmol/g-dryまで向上させた.作製した強塩基性アニオン交換繊維のアルカリ安定性を調べ,1 M NaOH水溶液中,40 ℃で3 h浸漬させたとき,強塩基性アニオン交換基はほぼ分解しなかった.

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