書誌事項
- タイトル別名
-
- Case of Small Intestinal Angioectasia Resected with Preoperative Video-assisted Thoracoscopic Surgery Marking
- 症例 術前に留置したVATS用マーカーを指標に部分切除した小腸angioectasiaの1例
- ショウレイ ジュツゼン ニ リュウチ シタ VATSヨウ マーカー オ シヒョウ ニ ブブン セツジョ シタ ショウチョウ angioectasia ノ 1レイ
この論文をさがす
抄録
症例は71歳,男性.既往に胆嚢十二指腸瘻に対する開腹手術歴があった.術後9年目頃から繰り返す下血,貧血の進行を主訴に入退院を繰り返していた.それまで各種検査を施行していたが,明らかな出血源は不明のままであった.しかし,今回の入院時に撮影した腹部造影CT検査では上腸間膜静脈の閉塞と,小腸,上行結腸辺縁静脈の拡張,側副血行路の発達を認め,また活動性出血時に撮影した腹部造影CT検査で臍近傍の小腸壁の一部に造影剤の貯留を認めたため,この部位の腸管壁に術前VATS(video-assisted thoracic surgery)マーカーを留置し,これを指標に小腸部分切除を施行した.摘出標本では小腸粘膜が一部欠損していた.病理組織学的検査で病変の粘膜下に静脈の増生,出血所見を認め,小腸angioectasiaからの出血と診断した.
収録刊行物
-
- 日本臨床外科学会雑誌
-
日本臨床外科学会雑誌 79 (3), 523-527, 2018
日本臨床外科学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390845713003764864
-
- NII論文ID
- 130007492342
-
- NII書誌ID
- AA11189709
-
- ISSN
- 18825133
- 13452843
-
- NDL書誌ID
- 028973902
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可