ガイドラインを踏まえた非心臓手術の周術期管理:冠動脈疾患と大動脈弁狭窄症

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  • ガイドライン オ フマエタ ヒシンゾウ シュジュツ ノ シュウジュツキ カンリ : カンドウミャク シッカン ト ダイドウミャクベン キョウサクショウ

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説明

<p> 心疾患合併患者の非心臓手術の周術期管理のうち,米国,ヨーロッパ,本邦のガイドラインなどを参照して,冠動脈疾患と大動脈弁狭窄症(AS)を中心に紹介する。</p><p> 冠動脈疾患については,新しい世代の薬剤溶出性ステント(DES)では留置後6か月あるいは3か月以上であれば非心臓手術を行うことが許容されてきている。</p><p> ASについては,周術期管理の進歩に伴い,重症でも無症状であれば中等度リスクまでの予定非心臓手術は行ってよいとされている。一方,バルーン大動脈弁形成術(BAV),経カテーテル大動脈弁置換(留置)術(TAVR, TAVI)が普及して,非心臓手術を受ける重症AS患者に対する周術期管理の選択肢が広がっている。</p>

収録刊行物

  • Cardiovascular Anesthesia

    Cardiovascular Anesthesia 22 (1), 13-18, 2018-08-01

    一般社団法人 日本心臓血管麻酔学会

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