書誌事項
- タイトル別名
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- Fundamental Research of an Evaluation Method of Splitting Failure in Timber III.
- 繊維方向荷重時の割裂破壊メカニズムと耐力推定手法の提案
- Proposed fracture mechanism and evaluation method of splitting when loaded parallel to grain
説明
<p>木材の繊維方向荷重時の割裂破壊のメカニズムは明らかになっておらず,その耐力を評価することは難しい。本研究では,鋼板添え板ドリフトピン接合部における割裂破壊について,ドリフトピンが母材に与える支圧応力度の最大値が支圧強度に達した時に割裂を起こすと考え,耐力推定手法の提案を目指した。この考え方を基に,計算式及び解析によって割裂耐力を推定し,前報で行った実験との比較をした。ドリフトピン端部を自由端とした場合の計算値は材厚が60mm以下の試験体で,固定端とした場合の計算値は材厚90mm以上の試験体で実験値と精度よく一致した。本報の提案式では材厚が厚くなるにつれ,端部自由・固定の計算値の差が大きくなる。すなわち,本接合部において回転拘束の影響が非常に大きいことがわかる。解析値では回転拘束条件を実験から適切に設定したため,いずれの試験体でも割裂耐力を精度よく推定することができた。</p>
収録刊行物
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- 木材学会誌
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木材学会誌 64 (5), 195-204, 2018-10-25
一般社団法人 日本木材学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713013692288
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- ISSN
- 18807577
- 00214795
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可