俳諧における「当流」

書誌事項

タイトル別名
  • The “Genroku Style” of <i>Haiku</i> Poetry
  • 俳諧における「当流」 : 「元禄当流」という意識
  • ハイカイ ニ オケル 「 トウリュウ 」 : 「 ゲンロク トウリュウ 」 ト イウ イシキ
  • ――「元禄当流」という意識――

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説明

<p>いわゆる「元禄当流」といった場合の「当流」は、ある特定のグループに属する俳諧師に固有の俳風を指し示す語としてではなく、当世風でスタンダードな風という点を重視して解すべき語である。「当流」の語が俳諧入門書や、点取俳諧と関わる場面で多用されることから、「当流」の語を「当流」俳諧の享受者の視点からとらえ直すことによって、大衆作者層の関心を引きつつ、彼らを元禄風の俳諧へと導くべく「当流」を説いた上方の俳諧師たちの姿が見えてくる。</p>

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 62 (10), 18-27, 2013-10-10

    日本文学協会

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