福山・府中圏域(広島県)におけるPCECコース開催の取り組みと現状

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タイトル別名
  • Approaches and the current situation on Fukuyama PCEC course held in Fukuyama-Fuchu area (Hiroshima prefecture)
  • フクヤマ ・ フチュウケンイキ(ヒロシマケン)ニ オケル PCEC コース カイサイ ノ トリクミ ト ゲンジョウ

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抄録

<p>福山・府中圏域では7年前より意識障害に対する病院前救護のoff-the-jobトレーニングコースPCECを毎年開催,救急隊員の約7割が受講し,うち約半数がファシリテーターとなっている。PCECコースでは日本蘇生協議会の『JRC蘇生ガイドライン2015』の脳神経蘇生にも関係するさまざまな症例を取り上げ,意識障害を伴う傷病者に対する観察・問診・処置・病院選定を観察・判断方式で,シナリオ実習・振り返り・講義を通して体験する。アンケートでは参加者の満足度は高く,後の自己学習へとつながり,次回からファシリテーターとして参加する者も多い。ファシリテーターは,救急医・看護師と共に事前勉強会やメーリングリストを通しディスカッションや意見交換を行い,知識やコンセプトを共有している。意識障害傷病者に対する病院前初療の標準化を目標とするPCECコース開催は,脳神経蘇生の普及に有用と考えられた。</p>

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