カーネル密度推定と混合正規分布モデルによる地震動波形の包絡形状と地震動特性の考察

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タイトル別名
  • ANALYSIS OF EARTHQUAKE MOTION USING THE KERNEL DENSITY ESTIMATION AND GAUSSIAN MIXTURE MODEL

抄録

本研究では,地震動の特徴量として,情報損失の少ない次元縮約手法による加速度波形の包絡形状の算出を行い,これを用いた地震動特性の考察を行った.筆者らが提案した正規化加速度累積パワー曲線(Husid plot)に基づく99次元特徴ベクトルを用いて,カーネル密度推定,ならびに混合正規分布モデルを適用して地震動包絡形状を算出しその有効性について考察した.99次元特徴ベクトルより算定した混合正規分布モデルが,2~8次元に次元縮約できることを確認した.地震動走時に基づいて震源過程を比較した結果,混合正規分布モデルの要素モデルより震源過程を考察できる可能性を示した.さらに,非定常パワースペクトルに適用した結果,次元縮約した特徴ベクトルが有効であることと,算出した包絡形状により,表面波の有無を比較できる可能性を示した.

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