JRA-55にもとづく日本周辺の高解像度長期波浪推算と波候スペクトルの解析

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タイトル別名
  • HIGH RESOLUTION WAVE CLIMATE HINDCAST AROUND JAPAN BASED ON JRA-55 AND ANALYSIS ON WAVE SPECTRUM CLIMATE
  • JRA-55 ニ モトズク ニホン シュウヘン ノ コウカイゾウド チョウキ ハロウ スイサン ト ハコウスペクトル ノ カイセキ

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抄録

JRA-55再解析値にもとづき,既に整備した全球長期波浪推算に加え, 日本沿岸の高解像度波浪推算を実施した.観測値との比較により精度検証を行い,良好な計算精度があることがわかった.波浪推算結果を用いて平均方向スペクトルによる波候表現について検討し,その有用性を示した.月平均スペクトルの変動特性について,主成分分析で得られる第1モードを解析した.変動特性は,日本海側で,日本海北西部の風速変動に対応した波浪の発達度合い,西日本太平洋側で,東から伝播するうねりの変動,東日本太平洋側で,アリューシャン列島付近から伝播するうねりの変動により特徴づけられる.夏季に関しては,台風により発生するうねりの変動による影響が大きい.平均方向スペクトルは大気場との関係づけが容易であり,波候を表現する上で有効である.

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