母指CM関節症に対するMini TightRopeを用いたThompson変法の短期治療成績

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抄録

<p>母指CM関節症に対し,平成28年5月から長掌筋腱を用いた関節形成術(Ligament Reconstruction Suspension Arthroplasty:LRSA8))を行ってきたので,その短期治療成績を若干の考察を加え報告する.症例は,2016年以降,LRSAを施行した8例8関節,Eaton分類1)stageⅢ:4関節,stageⅣ:4関節.VAS,Quick DASH score(JSSH版)2),橈側外転は統計学的に有意差を認めた.掌側外転,握力,ピンチ力も有意差はないものの改善を認めた.LRSA法はCM関節を構成する靭帯を温存した関節形成術であり,母指CM関節症Eaton分類StageⅢ以降の症例に対し有用な方法と考える.</p>

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