家族性腫瘍のクライエントとのコミュニケーションに対する自信

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  • Confidence in Communication with Clients for Familial Cancer after Communication Skills Training

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抄録

目的 : 1)ロールプレイ実施前後におけるコミュニケーションに対する自信の変化を明らかにする,2)参加者によるグループワークに対する評価を明らかにする,ことを目的とした.方法 : 2003 年8 月28 日から31 日に行われた第6回家族性腫瘍カウンセラー養成セミナー受講者99 名を対象に,ロールプレイ前後にクライエントとのコミュニケーションに対する自信を21 項目の調査票で,グループワークの成果に対する評価はグループワーク終了後に調査した.結果 : コミュニケーションに対する自信は,21 項目中,第6 項目の「相手の怒りに気づく」を除いた全ての項目においてロールプレイ後に有意に上昇した.グループワークに対する評価は,平均4.0 〜4.5 と全体的に高かった.結論 : ロールプレイによって模擬的な遺伝カウンセリングを体験することは,コミュニケーションに対する自信の上昇に有効であった.また,セミナーにおけるグループワークの導入も有効であった.

収録刊行物

  • 家族性腫瘍

    家族性腫瘍 4 (2), 69-75, 2004

    一般社団法人日本遺伝性腫瘍学会

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