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- 新田 孝作
- 東京女子医科大学腎臓内科
書誌事項
- タイトル別名
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- スクレロスチン
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説明
<p>スクレロスチンは, 主に骨細胞から産生され, 骨芽細胞のWnt/βカテニンシグナルを阻害することにより, 骨形成を阻害するタンパク質である. CKDにおいて, 血中におけるスクレロスチンなどのWnt阻害因子の濃度が上昇しており, 無形成骨との関連性が指摘されている. 血中スクレロスチン濃度は, 年齢とともに上昇し, 女性より男性で高値を示し, リン負荷により産生が増加する. ビタミンDやカルシウムもスクレロスチン産生を促進し, CKD-MBDの病態にも関与していると考えられる. CKD-MBDの治療薬としての抗スクレロスチン抗体の適応に関しては, 慎重に判断する必要がある.</p>
収録刊行物
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- 日本透析医学会雑誌
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日本透析医学会雑誌 51 (11), 671-675, 2018
一般社団法人 日本透析医学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713025481728
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- NII論文ID
- 130007522788
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- NII書誌ID
- AN10432053
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- ISSN
- 1883082X
- 13403451
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- NDL書誌ID
- 029387754
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可