B保健所管内における看護職連携の推進に向けた活動の実態と課題

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タイトル別名
  • B保健所管内における看護職連携の推進に向けた活動の実態と課題 : 管理職の立場にある看護職へのインタビュー調査から
  • B ホケン ショカン ナイ ニ オケル カンゴショク レンケイ ノ スイシン ニ ムケタ カツドウ ノ ジッタイ ト カダイ : カンリショク ノ タチバ ニ アル カンゴショク エ ノ インタビュー チョウサ カラ
  • ‐ 管理職の立場にある看護職へのインタビュー調査から ‐

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抄録

<p>目的 保健所管内における保健医療福祉各分野に従事する看護職間の連携の実態と課題を明らかにすることを通じて,連携体制構築に向けた実践活動に活かせる知見を得る。</p><p>方法 A県B保健所管内(人口約21万人,高齢化率29.9%)の保健医療福祉施設に従事する管理職の立場にある看護職12名を対象に,管内での看護職連携の現状と課題についてグループインタビューを実施した。実施時期は平成27年10月。インタビュー記録から看護職連携に関する語りが含まれる文節を抽出し,質的に分類・整理した。</p><p>結果 41個のコードから19個のサブカテゴリー,9個のカテゴリーが生成された。B保健所管内では看護職連携の活動として【他分野の看護を相互に知る】【分野間での情報共有の実施と見直し】【病院看護師の在宅へのアウトリーチ】が行われているが,【看護職同士での関わりの少なさ】【他分野の看護を知る機会の少なさ】【他分野の看護に関する理解不足】が課題であり,今後,病院では【病院内連携と在宅へのアウトリーチ】,病院・地域共通で【他分野での看護を学ぶ機会】の設定と【既存の連携体制の把握と見直し】が必要であると認識されていた。</p><p>結論 B保健所管内での看護職間連携の推進に向けた活動として,多分野での看護の実際と連携上の課題を共有する研修会や,管内での相互実地研修の必要性が示唆された。</p>

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