リン吸着薬と栄養
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- Ohya Masaki
- 和歌山県立医科大学腎臓内科学講座
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- 重松 隆
- 和歌山県立医科大学腎臓内科学講座
Bibliographic Information
- Other Title
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- CKD-MBD治療 (2) ; リン吸着薬と栄養
- リン キュウチャクヤク ト エイヨウ
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Description
<p>慢性腎臓病 (chronic kidney disease: CKD) は骨病変を引き起こすだけでなく, ミネラル代謝異常や血管, 軟部組織の異所性石灰化を介して, 生命予後と関連する. そのために全身疾患として, 血清リン値の管理を最優先としたカルシウム値, 副甲状腺ホルモン値の管理がそれぞれ推奨されている. 近年透析患者におけるサルコペニア・フレイルが注目され, 筋力維持への介入が模索される中, 食事における蛋白質摂取量を, 高齢透析患者中心にいかに維持していくかが重要であると考えられ, 高リン血症は十分な透析効率のもとコントロールすることを基本とし, リン吸着薬は血清リン低下薬ではなく, 蛋白質摂取をある程度は許容する薬剤との発想を転換する時期にさしかかっているのかもしれない.</p>
Journal
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- Nihon Toseki Igakkai Zasshi
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Nihon Toseki Igakkai Zasshi 51 (11), 687-691, 2018
The Japanese Society for Dialysis Therapy
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713026249344
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- NII Article ID
- 130007522674
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- NII Book ID
- AN10432053
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- ISSN
- 1883082X
- 13403451
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- NDL BIB ID
- 029387769
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- NDL Search
- Crossref
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed