書誌事項
- タイトル別名
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- Practical marginal fitness of porcelain fused to metal crowlls
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説明
<p>陶材焼付鋳造冠を支台歯に装着したまま一緒に抜去した試験例と臨床例について, 肉眼的観察を行った後, それらをエポキシ系樹脂リゴラックに包埋し, 8分割して,臨床的適合度について辺縁部セメント層の厚さ, 冠辺縁の位置, オーバーハング量を万能投影機にて計測し, それらについて比較検討を行い不適合となる原因とその対策について考察した。その結果, 試験例では辺縁部セメント層の厚さは平均 47.5μm, 冠辺縁の位置は -215~+7μm, オーバーハング量は -20~+141μm であった。臨床例では, 辺縁部セメント層の厚さは平均 154.5μm, 冠辺縁の位置は -453~+144μm, オー・ミーハング量は -129~+217μm であった。 以上の結果から試験例の適合は良好であるが, 臨床例は不良であった。今回の観察結果より, 陶材焼付鋳造冠のより良い適合を得るためには, 支台歯形成からセメント合着までの各段階における技術の占める範囲は広く, とくに今回は,支台歯歯頸側辺縁形態, ワックスパターン辺縁, 合着時の浮き上がりなどに十分な対策を講じた。 </p>
収録刊行物
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- 岩手医科大学歯学雑誌
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岩手医科大学歯学雑誌 9 (1), 7-15, 1984-03-15
岩手医科大学歯学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713035147136
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- NII論文ID
- 130007599421
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- ISSN
- 24241822
- 03851311
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可