競合環境下におけるフランチャイズチェーン店舗の出店・移転計画モデル

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タイトル別名
  • LOCATION/RELOCATION MODEL FOR COMPETING FRANCHISE CHAINS
  • キョウゴウ カンキョウ カ ニ オケル フランチャイズチェーン テンポ ノ デミセ ・ イテン ケイカク モデル

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抄録

<p>競合する二つのフランチャイズチェーンに着目し,交互に店舗配置の意思決定を行う状況を想定する.各期において,意思決定側は,競合他社と自社の店舗配置を所与とし,意思決定後の利潤を最大化するように,新規店舗の開設と既存店舗の閉鎖の最適な組合せを選択するものとする.店舗サービスに対する需要として,施設を直接の目的地とする直接型需要と,移動途中に施設に立寄ってサービスを利用する立寄り型需要の双方を想定する.需要獲得による利潤と施設の新設や維持・管理に関するコストとのトレードオフに着目し,店舗配置の意思決定を行う問題を整数計画問題として定式化する.このような意思決定を競合チェーンが交互に行った結果,最終的にどのような店舗配置が実現されるのか,最終配置に至るまでにどのような出店・閉店が行われるのか,途中配置や最終配置がモデルの基本パラメータによってどのように変化するのか,といった基本的な問題を追求し,現実の理解に役立てることを目的とする.提案モデルを地理データに適用した結果,出店能力や出店のタイミング等に応じて店舗配置の推移や最終配置が大きく異なることが示された.</p>

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