中国語天津方言における相づちの特徴―頻度,形式,出現位置そして場面に注目して―

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タイトル別名
  • A Study of Backchannels in the Tianjin Dialect of Chinese: Focusing on Frequency, Form, Location and Occurring Situation
  • チュウゴクゴ テンシン ホウゲン ニ オケル ソウズチ ノ トクチョウ : ヒンド,ケイシキ,シュツゲン イチ ソシテ バメン ニ チュウモク シテ

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説明

<p>本稿は,中国語天津方言の会話における相づちを頻度,形式,出現位置,場面などの視点から記述するものである.従来の研究では,中国語母語話者の会話において,相づちは頻度が低く,文末,あるいは1つのまとまった意味のあるところで打たれるなどの点が指摘されている.本稿では,中国語の天津方言の会話における相づちを分析し,その特徴を記述した.分析の結果,天津方言話者の会話においては相づちの頻度が高く,形式のバリエーションが豊富であることが分かった.さらに,天津方言話者のコミュニケーションの様式は,天津地域の文化に関わっている可能性があることを指摘した.本稿の分析を通して,地域による会話のスタイルのバリエーションの多様性を示す.</p>

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