飼料用稲の特性と耕作放棄地への導入

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  • Characteristics of Rice Plant for Forage-use and It's Introduction to Abandoned Farmlands
  • シリョウヨウ イネ ノ トクセイ ト コウサク ホウキチ エ ノ ドウニュウ

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抄録

<p>現在,19を超える多収水稲品種が飼料用等に利用可能として育成されている。これらの品種は700kg/10a以上の粗玄米収量を得る能力を有し,中には800~900kg/10aを示すものもある。低コスト栽培に必要な直播適性を備えているものも多く,これらは直播条件下でも移植栽培と遜色ない収量を示す。飼料用稲を栽培するに当たっては,多肥栽培で多収を得ることと,直播栽培などの低コスト栽培で生産費を低減することが重要である。直播栽培では収量性の向による単位重量当たり生産費をの低減が課題である。耕作放棄水田や休耕水田に飼料用稲を導入するには,①導入作目,②導入品種,③水管理,④団地化,⑤省力・省作業の限度,⑥食用稲への配慮,⑦輸送コスト,について考慮する必要がある。佐渡市休耕田での導入実証試験で,寒冷地の条件不利地でもある程度の多収と直播栽培が可能であることが示された。</p>

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