地域づくりに貢献する板羽目堰の技術の粋とその継承

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  • Essence and Succession of Itabame Weir Technology in Which Contributes to a Regional Community
  • チイキズクリ ニ コウケン スル イタバメ ゼキ ノ ギジュツ ノ スイ ト ソノ ケイショウ

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抄録

<p>千葉県市原市を流れる養老川には,わが国の農業水利技術史上特筆すべき木造の西広板羽目堰が築造され,昭和53年まで農業用水の供給を行ってきた。しかし,翌年にコンクリート可動堰に改修されてからは,板羽目堰の技術を継承すべく,数年ごとに非灌漑期に組立てと開放を行い,地域の貴重な水利資産として公開を行ってきた。その後,堰の組立て・開放の公開は予算などの関係から中断され,伝統技術の継承が懸念されたが,平成18年に市民活動によって市内の小河川に板羽目堰が復元されることになった。本報では,復元された板羽目堰の組立て・開放技術の粋を見つめ直し,地域づくりに貢献する伝統的水利技術の役割について考察した。</p>

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