分節性に多発した神経鞘腫の 1 例

  • 河田 真理子
    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科皮膚科学分野
  • 山﨑 修
    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科皮膚科学分野
  • 竹原 彩
    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科皮膚科学分野
  • 鈴木 大介
    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科皮膚科学分野
  • 岩月 啓氏
    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科皮膚科学分野
  • 柳井 広之
    岡山大学病院病理診断科

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Multiple Segmental Schwannomas
  • 症例 分節性に多発した神経鞘腫の1例
  • ショウレイ ブンセツセイ ニ タハツ シタ シンケイ サヤ シュ ノ 1レイ

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抄録

59 歳,女性。小児期から左側腹部に限局して,軟らかい小型の結節を数個認めていた。3 年前から徐々に硬化,増大し,発赤,圧痛を伴ってきたため当科を受診した。限局性に結節が多発し,神経線維腫症 1 型や 2 型の他症状はなく,臨床的には分節型神経線維腫症を考えた。生検にて悪性末梢神経鞘腫瘍の合併を疑い,拡大切除した。全摘標本では多発する結節は神経鞘腫の多彩な組織像を示した。術後 7 年間,再発や転移を認めなかった。

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 80 (5), 446-449, 2018-10-01

    日本皮膚科学会西部支部

参考文献 (24)*注記

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