ETC2.0データを用いた高速道路上の速度低下区間の検出法

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タイトル別名
  • A PROCEDURE TO DETECT SPEED DETERIORATION SECTION BY USING ETC2.0 DATA

抄録

交通分野のビッグデータとしてETC2.0データが注目を集めている.このデータは,ETC2.0機器を搭載した各車の走行経路を約200m間隔で連続的,かつ大量に取得できる点であり,各観測点では速度データも取得できる.本研究では,ETC2.0データがプローブのように特定の車に限定されることがない,任意の車の速度データ取得できるという特徴に着目して,高速道路上の速度低下区間と,その原因を明らかにする.対象地域は前方の低速車の影響を強く受ける,暫定2車線の高速道路である鳥取自動車道として,1年間のデータを用いて決定木分析を行った.提案手法では,速度低下区間と共にその要因も明らかにすることができるため,追い越し車線設置に限らず車両規制や注意喚起といった対策を検討できるという利点を有する.

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