08測-24-ポ-15 準硬式野球と硬式野球のゲーム性の違いについて
説明
<p> 本研究では、使用器具が異なるが基本的なルールは同一である準硬式野球と硬式野球を取り上げ、スコアブックを分析することからゲーム性の違いを検討した。研究対象は、C大学準硬式野球部が保管しているスコアブック(87試合)、ならびに日本プロ野球のデータ(加藤&山崎、2008)を比較・検討した。その結果、準硬式野球は1回辺りの平均得点が0.46(± 1.03)点、1点以上入る確率は24.60%であり、プロ野球の平均0.49点、1点以上入る確率26.4%より低かった。アウトカウントとランナーの状況を含めた検討では、0アウトで3塁にランナーがある状況(3塁、1・3塁、2・3塁、満塁)で、平均得点が硬式と比べて準硬式で平均0.323点低かった。このため、0アウトで3塁にランナーがいる状況にゲーム性に違いがあると考えられる。また、準硬式野球にはコールドとなった試合が22.84%(19試合)みられた。日本プロ野球と異なり大学準硬式野球には点差によるコールドが認められているため、このことが平均得点の違いにも影響を与えていた可能性が推察される。</p>
収録刊行物
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- 日本体育学会大会予稿集
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日本体育学会大会予稿集 69 (0), 181_3-181_3, 2018
一般社団法人 日本体育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713038853504
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- NII論文ID
- 130007581313
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- ISSN
- 24241946
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可