<I>IL36RN</I> 遺伝子と膿疱性乾癬

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タイトル別名
  • <I>IL36RN</I> and Generalized Pustular Psoriasis
  • IL36RN遺伝子と膿疱性乾癖
  • IL36RN イデンシ ト ノウホウセイカンヘキ

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抄録

<p> IL36RN 遺伝子の遺伝子産物は, インターロイキン36受容体拮抗因子 (IL-36Ra) である。近年, 尋常性乾癬を伴わない膿疱性乾癬 (汎発型) は大半がIL36RN 遺伝子変異によるIL-36Ra機能欠損を背景とした疾患であることが明らかになった。急性汎発性発疹性膿疱症の一部の症例にもIL36RN 遺伝子変異がある。最近, IL-36α, IL-36β, IL-36γ, IL-36Raは, 好中球由来のプロテアーゼでN末端が切断されて活性化されることが明らかになった。つまり, 好中球がなければIL-36ファミリーは活性化しないので, 現状の膿疱性乾癬の治療法は, 作用点の一つとして, 好中球を抑制することによりIL-36ファミリーの活性化を抑制するメカニズムが考えられる。</p>

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