06経-24-口-09 プロスポーツの発展過程に生じるジレンマの実態
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- 山本 悦史
- 新潟医療福祉大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Jリーグを事例として
抄録
<p> 経営学や組織論の中で展開されてきたイノベーション研究では、イノベーションの促進に適した組織の構造をめぐる矛盾、生産性と創造性のトレードオフ関係、価値基準を共有したネットワークの形成がもたらす脅威など、企業組織や産業の発展過程で生じる様々なジレンマの問題が取り上げられてきた。一方で、こうした現象がスポーツの領域においていかなる形で発生するのか(あるいは発生しないのか)といった点に関する検証は、現時点では十分な形で行われていない状況にある。本研究の目的は、プロスポーツの成長および成熟の過程で生じる矛盾や葛藤の実態を、イノベーションをめぐるジレンマの観点から浮き彫りにすることにある。具体的には、サッカーJリーグに所属するクラブ(以下「Jクラブ」とする)の関係者を対象とした半構造化インタビューを通じて、個々のJクラブが企業的成長を遂げていく過程で新たに直面する経営的課題を明らかにした上で、そこで確認されるジレンマの実態およびそのメカニズムに関する理論的考察を試みる。</p>
収録刊行物
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- 日本体育学会大会予稿集
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日本体育学会大会予稿集 69 (0), 150_3-150_3, 2018
一般社団法人 日本体育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713042899200
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- NII論文ID
- 130007581256
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- ISSN
- 24241946
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可