09方-25-口-26 サッカーにおけるU-12年代ゴールキーパーがゲーム中に展開する「指示」の実態調査

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タイトル別名
  • 山陽地区少年サッカークラブの事例報告

抄録

<p> 現代サッカーにおいてGKの役割は多様化しており、攻守にわたって直接プレーに関与しない時間にも、戦術的な役割の一つとして味方への指示でチームに貢献することが求められている。本研究は、育成年代におけるGKの戦術的思考が集約されて現れる「指示」に着目し、その実態を明らかにすることを目的とした。研究方法は、山陽地区の少年サッカークラブ11チームに所属する小学4~6年生(U-12年代)GK35名調査対象者とし、調査対象者に取り付けたミニICレコーダーから収音した指示の音声と定点撮影したサッカーゲームの映像を同期させ、ゲーム中の15分間に展開されたGKの指示を逐語記録化し分析を行った。GKの総発語数3284語を分析した結果、U-11(小学4・5年生)とU-12(小学6年生)の年代間で発語数、指示数、発語・指示の分類(KJ法)の度数分布に差はみられなかったが、GK経験群とGK未経験群の比較では、発語数、指示数ともにGK経験群が優位に高い値を示した。また、発語・指示の分類(KJ法)の度数分布や、指示対象ポジション・地域の度数分布において、GK経験群とGK未経験群の間に有意な差が認められた。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390845713042913920
  • NII論文ID
    130007581471
  • DOI
    10.20693/jspehss.69.202_2
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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