05バ-24-ポ-07 記録水準の異なるハンマー投選手のターン動作におけるハンマーヘッド加速動作のキネマティクス的分析
抄録
<p> 本研究の目的は、異なる記録水準のハンマー投選手(4回転投げを用いるハンマー投げ選手44名、投擲記録80.50~44.17m)を対象に、ターン動作中における身体動作のキネマティクス変数を算出し、パフォーマンス(投擲記録)との相関関係について検討することであった。公認競技会および競技場での実験における投動作を複数のハイスピードカメラで撮影し、画像から得られた三次元座標値からハンマーヘッド、上肢、体幹、下肢のキネマティクス変数を算出した。その結果、記録上位の選手は記録下位の選手に比べて、ターン中のハイポイントからローポイント区間のハンマーの移動距離が長い、右足接地時の水平面上におけるハンマーの方位角、肩および腰の回転角度が小さい(体幹前面が投擲方向へ向いている)、ハンマーヘッドのローポイント時に肩関節伸展屈曲角度が小さい(伸展位)ことなどが明らかとなった。これらのことから、記録上位のハンマー投選手の加速動作の特徴として、ハイポイントからローポイント間のハンマーヘッド加速動作に特徴があることが明らかとなった。</p>
収録刊行物
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- 日本体育学会大会予稿集
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日本体育学会大会予稿集 69 (0), 139_1-139_1, 2018
一般社団法人 日本体育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713044931072
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- NII論文ID
- 130007581291
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- ISSN
- 24241946
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可