09方-24-ポ-18 床運動におけるひねり技の指導法について

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抄録

<p> 体操競技とは、器械を用いて演技の難しさや出来栄え、美しさなどを一定の基準をもとに採点する競技である。第47回世界体操競技選手権大会(2017)の床運動についてみると、上位選手の過半数はひねりを伴う技を実施していた。このことは、得点に大きく影響する要素であり、男女共通して、ひねり技を演技構成に取り入れることで高い難度点を獲得できることを示す。</p><p> ひねり動作に関する研究では、モルフォロギー的観点からひねり動作の指導法を立案したもの(吉本、2005)、ひねり動作を力学的に分析したもの(掃部、2003)などがみられる。吉本の研究では、逆大和魂ひねりという運動課題を導入し、ひねり回数を徐々に増やし段階的な練習を実施したと報告している。このように徐々に難易度を増すというほかには具体的な身体操作などについての言及はなく、指導現場においてひねり技の効果的な指導法は確立されておらず、指導者の経験則による指導の範囲にとどまっているのが現状である。</p><p> そこで本研究では、ひねり動作に優劣のある選手の動作を3次元分析して比較し効果的な指導法の試案を示すこととした。</p>

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  • CRID
    1390845713044944000
  • NII論文ID
    130007581474
  • DOI
    10.20693/jspehss.69.213_1
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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