HIV感染患者における透析医療の推進に関する第2次調査

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タイトル別名
  • Follow-up survey about hemodialysis facilities’ acceptance of HIV-infected patients
  • HIV カンセン カンジャ ニ オケル トウセキ イリョウ ノ スイシン ニ カンスル ダイ2ジ チョウサ

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抄録

<p>わが国の透析施設におけるHIV感染患者の受入れと理解度を把握し2011年の前調査と比較するため, 全国アンケート調査を再実施した. 2017年10月現在, アンケート回答施設 (アンケート配布施設数3,871, 回収数1,728, 回収率44.64%) におけるHIV感染透析患者数は124名で, HIV感染患者受入れ経験のある施設147 (8.5%), 経験のない施設1,571 (90.9%) であった. 受入れ経験施設の中で, 前回調査の2011年11月以降に初めて受入れた施設57.1%, それ以前から受入れていた施設31.3%, 前回調査以前にだけ受けたことがある施設7.5%であった. 未経験施設の今後の方針は「紹介があれば受入れる」22.3%, 「今後, 受入れを検討」33.2%, 「受入れは難しい」44.2%と過半数が今後の受入れの可能性を表明した. 前回調査ではHIV感染患者受入れ経験のある施設は94施設 (6.2%) だったので, HIV感染患者の受入れは徐々に進んでいるといえるものの, 前回調査以降「理解が進んだ」とする施設が17.2%に留まるなど, 受入れが十分に進んだとは言い切れず, 今後も課題を克服し啓発活動を継続する必要がある.</p>

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参考文献 (1)*注記

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