三角関数と双曲線関数を繋ぐ新しい関数とその加法定理

書誌事項

タイトル別名
  • –2次曲線の扇形面積の逆関数による定義–

説明

双曲線関数のパラメータは双曲線の長さではなく面積に関係している.円から定義される三角関数は,円 弧の長さからも扇形の面積(の2倍)からも定義出来る.しかしながら,双曲線の場合は,扇形の面積(の 2倍)から定義すると双曲線関数が定義できるが,双曲線の長さから定義すると楕円関数になる. このノートでは,この議論を一般化して,周の長さではなく面積(の2倍)を使って,曲線をパラメー タ表示する新しい関数を定義する.最初に,三角関数や双曲線関数を面積の逆関数という観点から復習し, 積分の関係式から加法定理を導く.そして,2次曲線の面積を求める問題から新しい関数を定義する.さら に,この新しい関数は三角関数と双曲線関数を拡張した関数であり,加法定理を持っていることを示す.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390845713052194432
  • NII論文ID
    130007593936
  • DOI
    10.20692/toyotakosenkiyo.51-14
  • ISSN
    24242276
    02862603
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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