大分県のホオズキにおけるウイルス病の発生実態

  • 米田 恵美
    大分県農林水産研究指導センター農業研究部花きグループ
  • 兒玉 泰
    大分県農林水産部園芸振興室
  • 石松 敏樹
    大分県農林水産研究指導センター農業研究部花きグループ
  • 冨髙 保弘
    九州沖縄農業研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • A survey of occurrence of viral diseases in Chinese Lantern plants(<i>Physalis alkekengi</i> L. var. <i>franchetii</i> Makino)in Oita Prefecture, Japan.
  • オオイタケン ノ ホオズキ ニ オケル ウイルスビョウ ノ ハッセイ ジッタイ

この論文をさがす

説明

<p>大分県のホオズキにおいて,モザイクやえそ斑点症状を呈するウイルス病が多発しているが,ウイルス種や発生実態が明らかではない。そこで本研究では,県内のホオズキにおけるウイルス病の発生状況を調査した。その結果,既報のタバコマイルドグリーンモザイクウイルス(Tobacco mild green mosaic virus, TMGMV)に加えて,トマトモザイクウイルス(Tomato mosaic virus, ToMV)が初めて検出された。TMGMV は県内の全域で認められた。一方,ToMV は一部の地域でのみ認められ,1株を除きTMGMV との重複感染であった。ホオズキの症状と検出されたウイルス種を比較したところ,えそ斑点症状株からTMGMV が高率に検出された。TMGMV およびToMV の外被タンパク質遺伝子の分子系統解析の結果,TMGMV およびToMV の各遺伝グループは,採取地と概ね一致することが明らかとなった。</p>

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (3)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ