-
- 蓮見 惠司
- 東京農工大学大学院農学研究院応用生命化学部門
書誌事項
- タイトル別名
-
- 血栓溶解を促進する化合物 : 新たな脳梗塞治療薬の開発を目指して
- ケッセン ヨウカイ オ ソクシン スル カゴウブツ : アラタ ナ ノウ コウソク チリョウヤク ノ カイハツ オ メザシテ
- 新たな脳梗塞治療薬の開発を目指して
この論文をさがす
抄録
<p>ガードナー国際賞(2017年),ラスカー臨床医学研究賞(2008年),日本国際賞(2006年)など数々の国際賞を受賞した遠藤 章博士のスタチンの発見は,虚血性心疾患(動脈硬化とそれに起因する血栓による動脈閉塞が原因)の予防と治療の新たな扉を開いた.筆者らは,血栓溶解を促進する生理活性物質の探索の過程で多くの化合物を同定し,糸状菌Stachybotrys microsporaが生産するtriprenyl phenol化合物群SMTPの医薬開発を進めている.SMTPは血栓溶解促進作用と抗炎症作用を併せ持ち,脳梗塞(血栓による脳虚血に伴う病態)の改善に著効を示す.本稿では,SMTPの発見から医薬開発までの道のりを,遠藤博士とのエピソードを交えて紹介する.</p>
収録刊行物
-
- 化学と生物
-
化学と生物 56 (3), 190-196, 2018-02-20
公益社団法人 日本農芸化学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390845713053979648
-
- NII論文ID
- 130007602393
-
- NII書誌ID
- AN00037573
-
- ISSN
- 18836852
- 0453073X
-
- NDL書誌ID
- 028889536
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可