伝統的手法で抽出されたベニバナ色素膜の緑色金属光沢について

DOI Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Green Metallic Luster on the Film of Safflower Red Pigment Extracted by a Traditional Method
  • 伝統的手法で抽出されたベニバナ色素膜の緑色金属光沢について : 光学的手法による検討
  • デントウテキ シュホウ デ チュウシュツ サレタ ベニバナ シキソマク ノ リョクショク キンゾク コウタク ニ ツイテ : コウガクテキ シュホウ ニ ヨル ケントウ
  • ─光学的手法による検討─
  • -Approach with Optical Measurements-

この論文をさがす

抄録

<p>山形産ベニ餅から,伝統的な手法によりベニバナ色素を抽出した.黒色基盤に塗布されたベニバナ色素膜は,金属光沢を有した緑色を呈していた.ベニバナ色素膜は白色光入射に対して,波長550 nm付近に全反射による極大を有するスペクトルを示した.この反射極大波長には角度依存性は現れなかった.また,この金属光沢を有する反射光は,主に膜の入射側の界面で生じていることが明らかとなった.この反射光には,直線偏光成分が少ないことも明らかとなった.これらの結果は,ベニバナ色素膜の緑色光沢が,金属の反射とよく似ていることを示唆している.</p>

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ