皮膚冷刺激下での低負荷筋力トレーニングが筋厚および筋力に及ぼす影響

  • 青木 孝史
    新潟医療福祉大学医療技術学部理学療法学科
  • 中村 雅俊
    新潟医療福祉大学医療技術学部理学療法学科 新潟医療福祉大学運動機能医科学研究所
  • 鈴木 大地
    新潟医療福祉大学医療技術学部理学療法学科
  • 大箭 周平
    新潟医療福祉大学医療技術学部理学療法学科
  • 江玉 睦明
    新潟医療福祉大学医療技術学部理学療法学科 新潟医療福祉大学運動機能医科学研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of Low-intensity Resistance Training with Skin Cooling on Muscle Thickness and Muscle Strength
  • ヒフレイシゲキ カ デ ノ テイフカ キンリョク トレーニング ガ キンコウ オヨビ キンリョク ニ オヨボス エイキョウ

この論文をさがす

抄録

<p>筋力トレーニングは,筋力低下や筋萎縮の処方として用いられる手技である.先行研究において,皮膚冷刺激下での低負荷筋力トレーニングでは,神経適応により筋力が増加することが報告されている.しかし,皮膚冷刺激下での低負荷筋力トレーニングが筋厚に及ぼす影響は不明である.本研究の目的は,上腕三頭筋を対象に,皮膚冷刺激下での低負荷筋力トレーニングが筋力および筋厚に与える影響を明らかにすることである.対象は,12名の健常若年男性の両腕とし,無作為に皮膚冷刺激下での低負荷筋力トレーニングを行う側と低負荷筋力トレーニングのみを行う側に群分けを行った.筋力トレーニングは1RMの50%の重量を用いて,週3回8週間の介入を行った.筋力トレーニング介入前後に1RMと上腕三頭筋の筋厚を測定した.その結果,有意な交互作用は認められなかったが,皮膚冷刺激の有無に関係なく,両介入側ともに8週間の介入後に有意な1RMおよび筋厚の増加が認められた.この結果より,皮膚冷却による筋力トレーニングとの相乗効果は認められないことが明らかになった.</p>

収録刊行物

参考文献 (19)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ