書誌事項
- タイトル別名
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- Comparison of Three Intraocular Lens Power Calculation Formulas Using a New Swept Source Optical Coherence Tomography Biometer
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説明
<p>【目的】眼軸長計測に区分屈折率を用いた光学式眼内寸法測定装置ARGOSによる3つの計算式の術後屈折誤差の結果を比較する。</p><p>【対象及び方法】対象は水晶体再建術にて術中術後合併症が無く眼内レンズ(IOL)を挿入した144眼。ARGOSによる各測定値を用い、SRK/T(S)式、Haigis(H)式、Barrett Universal Ⅱ(BUⅡ)式での予測屈折値と術後3ヶ月の自覚屈折値の差を比較した。IOL定数はIOLMaster® 500にて最適化した値を用いた。</p><p>【結果】予測屈折誤差の平均±標準偏差は、S式、H式、BUⅡ式の順に、-0.22±0.42D、-0.08±0.37D、-0.12±0.34Dで3群間に有意差を認めH式がS式に比べ誤差が小さかった(p = 0.0059)。屈折誤差のMedAEは0.32D、0.25D、0.23DでBUⅡ式が有意に小さかった(S : p = 0.0032、H : p = 0.04)。術後屈折誤差の割合は±0.5D以内(p = 0.077)、±1.0D以内(p = 0.289)ともに3式間に有意差は認めなかった。長眼軸での屈折誤差はS式が-0.36D、BUⅡ式は-0.24D近視化し、H式は-0.12Dで最も少なかった(p = 0.02)。</p><p>【結論】眼軸長測定に区分屈折率を用いたARGOSによる術後屈折誤差は3式とも十分小さいが、長眼軸では近視化を考慮する必要がある。</p>
収録刊行物
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- 日本視能訓練士協会誌
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日本視能訓練士協会誌 47 (0), 99-107, 2018
公益社団法人 日本視能訓練士協会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713056762752
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- NII論文ID
- 130007608776
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- ISSN
- 18839215
- 03875172
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可