岩屋ダムにおける浸透量増加時の対応と今後のモニタリング

  • 曽田 英揮
    独立行政法人水資源機構 総合技術センター ダムグループ
  • 竹内 英二
    (前)独立行政法人水資源機構 岩屋ダム管理所
  • 成冨 秀樹
    (前)独立行政法人水資源機構 中部支社 事業課 ダム事業課
  • 岸田 潔
    国立大学法人京都大学 工学研究科 都市社会工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Monitoring on Increased Seepage at Iwaya Dam
  • イワヤ ダム ニ オケル シントウリョウ ゾウカジ ノ タイオウ ト コンゴ ノ モニタリング

この論文をさがす

説明

<p>水資源機構が管理する岩屋ダムは,建設後40年以上を経過した堤高127.5mのロックフィルダムである。岩屋ダムでは,2013年11~12月にかけて浸透水が濁りをともなって増加し,増加量は1カ月間で約100L/minに及んだ。水資源機構は,この事象に対する現場での監視体制の強化,原因究明のための調査を行い,安全性に対する協議・検討の場を設けた。</p><p>浸透量増加後4年間,監視体制の強化と原因究明のための調査を継続してきた。その後の浸透量は増加することなく,2016年には減少し,現在に至るまで安定している状態である。一方で浸透量増加の原因は今なお不明であることから,浸透量の増加に備えた監視体制は維持しつつ引き続き通常管理を行う予定である。本報告は岩屋ダムの浸透量の増加から現在の管理に至るまでの経緯を報告する。</p>

収録刊行物

  • ダム工学

    ダム工学 29 (1), 17-27, 2019-03-15

    一般社団法人 ダム工学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ