レーザー光センサーを用いたチャバネゴキブリの俳徊行動の日周性と薬剤忌避行動の観察

書誌事項

タイトル別名
  • Automatic monitoring using laser sensor devices for circadian activity and aversion behavior of German cockroach, <i>Blattella germanica</i>
  • レーザー光センサーを用いたチャバネゴキブリの徘徊行動の日周性と薬剤忌避行動の観察
  • レーザーコウ センサー オ モチイタ チャバネゴキブリ ノ ハイカイ コウドウ ノ ニッシュウセイ ト ヤクザイ キヒ コウドウ ノ カンサツ

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説明

チャバネゴキブリの日周性や薬剤処理面への忌避行動の自動観察のための装置を,レーザー光センサーを用いて構築した.光条件を14L:10Dに設定して,雄成虫を自由に活動させたところ,暗時間帯におけるセンサ一部での通過数は,明時聞に比べて有意に多く(p<0.01),これまでに知られていたゴキブリ類の夜間活動性を確認することができた.この傾向は雌成虫や1齢幼虫でも見られた.また雄成虫を24Dないし24Lの光条件に馴化させた場合,本来の日周性が乱れる傾向が観察された.ディートとペルメトリンをベニヤ板に処理した場合の,処理面上の通過数を観察した結果,ディートでは4 g/m2処理区でほぼ完全に通過忌避が認められたものの,ペルメトリンでは0.8 g/m2処理区で処理1日後に30%以上の平均ノックダウン率が認められたにもかかわらず,対照区との間で通過数に有意差は認められなかった.

収録刊行物

  • ペストロジー

    ペストロジー 22 (2), 53-59, 2007-10-15

    日本ペストロジー学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (12)*注記

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