パーキンソン病の音声障害

  • 前野 崇
    国立障害者リハビリテーションセンター病院リハビリテーション科
  • 織田 千尋
    国立精神・神経医療研究センター病院身体リハビリテーション部

書誌事項

タイトル別名
  • Speech and Voice Disorders in Parkinson's Disease
  • パーキンソンビョウ ノ オンセイ ショウガイ

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説明

<p>パーキンソン病患者は発症初期から高率に音声・構音障害を生じる.音声・構音障害は運動症状の1つだが,小脳の機能や認知行動の歪みも関係している.投薬や手術,リハビリテーション治療が効きにくいとされてきた音声・構音障害に対して1980年代以降さまざまなリハビリテーション治療が考案されて効果をあげている.声量の大きさに着目したLSVT-LOUD®,意識することを目標にしたSPEAK OUT!®,装置による遅延フィードバックを用いたDAF(delayed auditory feedback)などである.今後はエビデンスの積み重ねと,訓練効果の長期化・般化に向けた工夫が期待される.</p>

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参考文献 (10)*注記

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