一次性および二次性舌痛症患者における睡眠障害の検討
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- 安陪 晋
- 徳島大学大学院医歯薬学研究部口腔科学部門臨床歯学系総合診療歯科学分野
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- 桃田 幸弘
- 徳島大学大学院医歯薬学研究部口腔科学部門臨床歯学系口腔内科学分野
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- 松香 芳三
- 徳島大学大学院医歯薬学研究部口腔科学部門臨床歯学系顎機能咬合再建学分野
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- 大川 敏永
- 徳島大学大学院医歯薬学研究部口腔科学部門臨床歯学系総合診療歯科学分野
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- 堀川 恵理子
- 徳島大学大学院医歯薬学研究部口腔科学部門臨床歯学系総合診療歯科学分野
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- 葉山 莉香
- 徳島大学大学院医歯薬学研究部口腔科学部門臨床歯学系顎機能咬合再建学分野
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- 大倉 一夫
- 徳島大学大学院医歯薬学研究部口腔科学部門臨床歯学系顎機能咬合再建学分野
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- 河野 文昭
- 徳島大学大学院医歯薬学研究部口腔科学部門臨床歯学系総合診療歯科学分野
書誌事項
- タイトル別名
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- Assessment of Sleep Disturbance in Patients with Primary and Secondary Glossodynia
- —A Survey Utilizing the Sleep Questionnaire—
- —睡眠質問票を用いた調査—
説明
目的:慢性痛は睡眠に影響を及ぼすと考えられているが,口腔顔面痛と睡眠との関係は明確ではない.本研究では慢性的な口腔顔面痛として舌痛症患者の睡眠状態を検討することを目的とした.<br>方法:舌痛症患者群は2012年6月から2015年12月の間に徳島大学病院を来院し,一次性舌痛症と診断された患者(13名;男性1名,女性12名)と,培養検査で口腔内にカンジダの存在が確認された二次性舌痛症患者(14名;男性3名,女性11名)である.対照群として補綴治療希望患者のうち,全身状態が良好で口腔粘膜に痛みを伴わない者(14名;男性2名,女性12名)を抽出した.年齢・男女比は患者群と同じ構成になるように抽出した.<br>質問表はピッツバーグ睡眠質問表日本語版(PSQI-J)を用いた.睡眠の質や睡眠障害は睡眠関連項目7要素とPSQI global score (PSQIG)で評価した.<br>結果:一次性と二次性舌痛症患者の受診までの病悩期間に有意差はなく,痛み強度も有意差を認めなかった.一方,全舌痛症患者の睡眠の質は対照群よりも低下していた.一次性,二次性舌痛症患者ともに対照群に比べて睡眠の質が有意に低下していた(P=0.03,P=0.02).また,二次性舌痛症患者では対照群に比べて,睡眠障害を示すPSQIGにおいて有意な増加を認めた(P=0.04).<br>結論:慢性的な口腔顔面痛である舌痛症患者は睡眠の質が対照群に比べて良くなく,睡眠障害があることが示された.
収録刊行物
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- 日本口腔顔面痛学会雑誌
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日本口腔顔面痛学会雑誌 10 (1), 9-16, 2017
日本口腔顔面痛学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713064069760
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- NII論文ID
- 130007636380
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- ISSN
- 18829333
- 1883308X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可