熟達看護者になる素地を育む看護学教育

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タイトル別名
  • Nursing education that helps nursing students build a foundation to become proficient nurses
  • ジュクタツ カンゴシャ ニ ナル キジ オ ハグクム カンゴガク キョウイク

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抄録

今日,看護系大学において,教員が看護学生に対して将来,熟達した看護実践者になれるよう,その素地の育成に努力していることはいうまでもない。しかしながら,その素地が看護学生に確実に培われるような教育を行っているかと問えば,自信をもって「そうである」と応えられる教員は少ないのではないかと危惧される。将来の熟達看護者になるためには,「よく考えられた経験」を積ませる必要があり,「経験の長さ」よりも「経験の質」が重要になってくる。近年,看護学教育では,アクティブラーニングが推奨され実践されているが,アクティブラーニングを漫然と行ったからといって,熟達看護者となる素地は培えない。そこには,「意図的教育観」と「成功的教育観」がなければならない。そこで,本論では,看護学教育において将来の熟達看護者の素地の育成のあり方について考察する。

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