森林IoTの試験運用と今後の展開について

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タイトル別名
  • Test operation and future development of forest IoT

抄録

<p>再造林地、間伐未実施林、間伐実施林等の多種多様な森林域を頻度高くモニタリングし、そこから得られた大量のデータをAI等で解析することで、森林の持続可能な経営・管理を推進する上での重要な基礎資料の取得が期待される。そこで、近年、低価格化が進む情報通信技術を活用した森林IoT(Internet of Things)を森林モニタリングに活用するために、求められる条件設定、IoT機器開発、通信方式・機器開発、試験運用を実施した。再造林地では、コンテナ苗木等の生長及び生育環境を定期的にモニタリングするとともに、鳥獣害の発生(防護柵の侵入等)を監視する機能を有すること、成木では、台風や大雨、冠雪等の気象被害による倒木を感知する機能が条件とされた。これら機能を有する森林IoT機器の研究開発を行うとともに、インターネットに接続するための方式として、LPWA+中距離無線方式、LPWA+中距離無線+中継機方式、中距離無線+中継機+WiFi方式、中距離無線+中継機+回収+WiFi方式の4方式の機器開発を行った。成木でLPWA+中距離無線方式を埼玉県行田市内の屋敷林に3か所設置し、長期試験運用を行い、各種センサー情報をインターネット経由で順調に取得している。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390845713065784064
  • NII論文ID
    130007645235
  • DOI
    10.11519/jfsc.130.0_170
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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