ミズクラゲチップのアラカシに対する施用効果

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タイトル別名
  • Effect of application of the Moon jellyfish chip on Japanese blue oak

抄録

<p>ミズクラゲチップの木本植物に対する施用効果を検討するため、暖温帯の海岸域で分布が認められ、海岸防災クロマツ林後方の適応樹種としての可能性が高いアラカシを用いて実験を行った。実験では、ミズクラゲチップと土壌との混合割合を4段階に定めた。これに従来のクラゲチップの2段階と対照区を設定した。それぞれを市販されている赤玉土(小粒)1.0㍑と混合し、ポット(中鉢7号3.5㍑)に充填した。これらに種子を播種し、育苗した1年生のアラカシを1ポットに1本植栽した。実験は平成27年4月5日に開始し、掘り取り調査は平成30年12月14日に実施した。実験は5反復で実施した。掘取り調査の結果、苗長は試験区間で有意な差は認められなかった。葉数、根元直径及び乾物重量(地上部+地下部)は施用区と対照区間で有意な差が認められた。このように施用区の成長量が対照区に比べて優れているのは、チップ類が初期の段階では、水分供給の働きをし、その後は次第に微生物に分解されて肥料効果を発揮していることによるものである。本研究の一部は、韓国・山林庁(韓国林業振興院)・山林科学技術研究開発事業(課題番号 : 2017061B10-1819-AB01)の助成を受けて行われた。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390845713065833344
  • NII論文ID
    130007645744
  • DOI
    10.11519/jfsc.130.0_638
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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