マツタケシロ近傍における土壌呼吸速度と根圏の生物・非生物的特徴
書誌事項
- タイトル別名
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- Soil respiration rate and biotic/abiotic characteristics of the rhizosphere in the vicinity of Matsutake Shiro
抄録
<p>マツタケの子実体(松茸)は、その菌糸と菌根が高密度で分布する場所(シロ)から発生することが多い。松茸が発生する林(松茸山)では、一般的にシロが点在する。松茸の発生量はシロごとに異なるが、その差異を主に土壌呼吸速度の差の観点から解析した。長野県伊那市の松茸山で、3つのシロ(シロA、B、C)を調査対象とした。シロ間は10m以上離れていた。各シロにおいて、シロから進行方向側に50 cm(シロ外)、シロの真上(シロ上)、シロの進行方向の逆側に50cm(シロ内)の場所にそれぞれ3~4か所ずつ直径30cmの計測地点を設けて、土壌呼吸速度、松茸発生本数、土壌の化学性・生物性を調べた。2018年9月-10月に計測地点から発生した松茸本数の合計はシロAで7本、シロBで18本、シロCで1本であった。2018年6月に測定した土壌呼吸速度はシロ上で平均6.9[μmol CO2 m-2 s-1]で、シロ内(平均4.1)やシロ外(平均4.0)より高く、特にシロBではシロ上の土壌呼吸速度が平均11.3と有意に高い値を示した。土壌呼吸速度測定後にも松茸が発生しており、より多くの松茸を発生させる活発なシロであるか否かの判断に、土壌呼吸速度計測は非破壊的手法として利用できる可能性がある。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 476-, 2019-05-27
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713066421760
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- NII論文ID
- 130007645617
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可