森林伐採が地表面温度に与える影響ー衛星画像を使った解析ー
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of clearcutting on surface temperature using satellite images
説明
<p>森林施業が水資源量に与える影響を把握するためには、森林施業に伴う蒸発散を算出する必要がある。本研究では、実際に水資源管理が行われる流域スケールにも適用可能な衛星データを用いて、皆伐及びその後の植生変化が、蒸発散量と密接に関わる地表面温度に与える影響を調べた。まずQGISを用いて5年間分のLandsat8 band2~4の衛星画像からTrue Color画像を作成し、102箇所の皆伐地をポリゴンとして抽出し、Landsat8 band10から地表面温度を算出した。この値を、森林施業の影響が小さいと思われる広葉樹林10地点の平均地表面温度と比較した。その結果、皆伐地の方が、広葉樹林よりも温度が高くなり、その差は、夏季よりも冬季の方が大きかった。また5年間では皆伐直後から現在に至るまで地表面温度に明確な経年変化は見られなかった。今後は、皆伐地と広葉樹林の地表面温度を蒸発散推定モデルに適用し、両者を比較する予定である。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 386-, 2019-05-27
一般社団法人日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713066998528
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- NII論文ID
- 130007645498
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可