高齢者の上腕骨通顆骨折に対するロッキングプレート固定術後に骨癒合が得られなかった症例の検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Nonunion or Necrosis After Double Locking Plating for Transcondylar Fractures of the Humerus in the Elderly
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説明
<p> 当科で高齢者の上腕骨通顆骨折に対して,内・外側にlocking plateを設置し,骨癒合が得られなかったのは12例中の3例で,年齢は74,76,91歳,性別は男性2例,女性1例,全例右側であった.受傷から手術までの期間は,6,7,45日で,全例にBicipito-lateral approachで骨折部を展開し,内・外側にlocking plateを設置したが,骨移植は行わなかった.インプラントは,Stryker社のVariAx plateが2例,Synthes社のLCP-DHPが1例であった.受傷後45日でLCP-DHPを設置した1例で,術後骨癒合が得られずに顆部壊死を来し,受傷後1週以内にVariAx plateを設置した2例は偽関節となった.内・外側にlocking plateを設置しても骨癒合が得られない上腕骨通顆骨折例もあり,手術には細心の注意が必要である.</p>
収録刊行物
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- 日本肘関節学会雑誌
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日本肘関節学会雑誌 23 (2), 140-142, 2016
日本肘関節学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713069095936
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- NII論文ID
- 130007655008
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- ISSN
- 24342262
- 13497324
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可