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- 米崎 克彦
- 運輸調査局
書誌事項
- タイトル別名
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- オープンスカイ キョウテイ ト ネットワーク ケイセイ モデル
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説明
本稿では、近年世界的に進んでいるオープンスカイ協定について、経済学的観点とゲーム理論の手法をもちいて分析する。特に2国間オープンスカイ協定が、世界全体の空の自由に対して「building blocks(積み上げ石)」になるのか、それとも「stumbling blocks(躓きの石)」になるのかについて検討を行う。そして本研究で導かれる結論は、ネットワーク拡大効果が市場が競争的になることからの負の効果を上回れば、オープンスカイ協定が成立する。ただし、ネットワークが大きくなることにより拡大効果が小さくなるため世界全体のオープンスカイネットワークが形成される可能性は非常に小さいということが導かれた。これは、2国間オープンスカイ協定が世界全体の空の自由に対し躓きの石になる可能性を指摘している。
収録刊行物
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- 交通学研究
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交通学研究 59 (0), 125-132, 2016
日本交通学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713070841856
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- NII論文ID
- 130007654959
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- NII書誌ID
- AN00084008
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- ISSN
- 24346179
- 03873137
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- NDL書誌ID
- 027239667
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可