共感を目的とした対話におけるユーザの選好に対する概念獲得手法に関する検討

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タイトル別名
  • A Study on Concept Acquisition Method for User Preference in Dialogue for Empathy

抄録

<p>本研究の目的は,ロボットがユーザと共感を目的とした対話を行うことによって,ユーザの対話意欲を喚起することである.対話においてユーザの満足度を向上させるためには,共感的な発話を生成するだけでなく,ロボットが共感対象に関して理解していることを示す必要があると考えられる.そこで本稿では,あるアイテムに関するユーザの選好(好き嫌い)を対象として,共感を目的とした対話におけるユーザの選好に対する概念獲得手法について検討を行う.提案手法では,選好に関するデータと選好の属性ごとに類似性に関するデータを用意し,ユーザの選好に対する概念を獲得する.また,観測された少ないデータで選好や類似性に関する推定を行うためのルールを整理した.今後は,提案手法を適用した対話ロボットが行う共感による満足度を高めることができるかどうか,ユーザの対話意欲を喚起するかどうかを検証することが課題となる.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390845713071939200
  • NII論文ID
    130007658608
  • DOI
    10.11517/pjsai.jsai2019.0_3g4os18b02
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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